子どもの歯を健康に保つための過ごし方と矯正治療について  

投稿日:2016年11月10日

カテゴリ:歯のコラム

先日私が学校歯科医を担当させていただいている学校で、講演をさせていただいた内容をこちらでも書かせていただきます。講演の内容がご父母様にとても好評との事でしたので!

 

皆さんは今現在ご自分のお子さんの口の中に一体どんな歯がどのくらい生えているのかご存知ですか?

小学校入る前までは仕上げ磨きをしてあげていたと思いますが、今現在、仕上げ磨きか若しくは時々お子さんの歯をチェックしてらっしゃるご父兄の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?

先月の10月15日に私は全校生徒のお口の中を全てチェックさせていただきました。

そこで私が一番驚いたことは、下の顎が小さく歯並びと咬みあわせが良くない児童がとても多かったことです。原因として考えられることは2~3ありますが、それはまた次回にお話しするとして、本日は歯を健康に保つ過ごし方と矯正治療についてということですので、まず歯を健康に保つために必要なことからお話しいたします。

 

歯磨きをする。

これは当たり前のようでいて、皆さん一番出来ていないことです。

ではいったい歯磨きって何なんでしょうか?

それは、口の中の雑菌の数を極力減らすことが目的なんです。口の中には約400種類の菌がいます。皆さんYouTubeってご存知ですか?そこに“口腔内細菌”と入れて動画を検索してみてください。そしてお子さんと一緒に見てみてください。一体口の中でどんなことが起こっているのかがよく分かります。かなりショッキングです!

それでは、いつ歯磨きをするのがいいのでしょうか?

最近食事の後すぐに磨くのは歯に良くないなんて言われているのはご存知でしょうか?実はそれはマスコミが間違ったことを言っているのです。

日本小児歯科学会は、食後すぐに磨くこととしています。ただし、コーラやサイダー赤ワイン、お酢などの酸が強い飲み物などを飲んだ後は水やお茶ですすいでから歯磨きをすることが大事ともしています。後は朝食前に磨く。これは寝ている間に口の中の雑菌が非常に増えてしまうので、それを朝食とともに身体の中に入れないようにするために必要です。また、寝る前に磨くことがとても大事です。それは、寝る前に口の中の雑菌の数を減らしておくことで虫歯や歯周病のリスクを下げるためです。

よく咬む

咬むことがとても大事だということを分かっていらっしゃるとは思いますが、それではなぜ大事なのでしょう?

それは、咬むことで顎の発達を促し歯並びが悪くなるのを防ぐとともに、唾液の分泌を多くするためです。唾液の中にはリゾチームという成分が入っていまして、これが殺菌作用、口臭を抑えてくれる作用があります。

また、咬むことにより脳に刺激が行き脳内が活性化されます。

高級な柔らかくておいしい肉もいいですが、本当はオージービーフとかアメリカンビーフのような咬みごたえのある肉の方が顎や歯にはいいのです。

口呼吸をしない

口呼吸をすると口の中が乾燥し雑菌が異常に増えてしまい口臭が強くなってしまいます。また、虫歯や歯周病になりやすくなります。

鼻づまりやアデノイドなどは耳鼻科できちんと治した方がいいですね。

 

口を半開きにしない

半開きの原因は、歯並びが悪く出っ歯になってしまって口が閉じないこと、または口輪筋という筋肉が弱いことが原因です。歯並びには矯正が必要ですね。口輪筋を鍛えるには、口笛を吹く練習や、ペットボトルを唇でくわえてそのまま持ち上げる練習をする、唇の周りを舌で大きく嘗めまわすことなどがあります。是非やってみてくださいね。

半開きは口呼吸になり、上に書いてあるように口臭 虫歯 歯周病になってしまいます

 

歯の磨き方

 1本1本丁寧に磨く。

 テレビを見ながら、本を読みながらなどながら磨きがいい

 歯ブラシはコンパクトヘッドで毛足の長いものがいい

 ブラシの硬さはふつうがいい

 歯磨き粉はペーストよりジェルがいい(コンクール)

 フッ素を使うとなおいい(レノビーゴ)

 

矯正を始める時期

そもそもなぜ矯正をするのか?

それは矯正することで大人になってから歯周病や虫歯になるリスクを軽減させるためです。

また矯正で咬み合わせを良くすることで、将来顔だけでなく身体全身に及ぼす悪影響のリスクを軽減することができます。

海外の子供たちが矯正を当たり前のようにしていますが、これはアメリカなど国民皆保険制度がないため大人になって虫歯や歯周病になることで高い治療費を払わなてもいいようにしておくためです。

また矯正の開始時期については人それぞれ違いはありますが、小学校低学年で6歳臼歯が生えてきたころでは床型矯正装置小学校高学年になるとブラケットでの矯正または顎を大きくする矯正が時期的にいいと思われます。

 

今日からお子さんの口の中をよく見ていただきお子さんにそしてご自分に歯の大切さを言い聞かせ何歳になってご自分の歯で食べられるようにしっかりケアをしていってください。

 

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