いびきは、眠っている間にのどの空気の通り道が狭くなり、粘膜が振動して音が出る現象です。
この記事では、いびきが起こる仕組みと原因になりやすい要因をやさしく整理しました。
睡眠に関する基本情報は厚生労働省の「e-ヘルスネット」でも確認できます(厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠時無呼吸症候群」)。
いびきがなぜ起こるのか、結論のまとめ
いびきが起こる主な理由は「気道が狭くなること」です。以下の表に、狭くなりやすい要因をまとめました。
| 要因 | 気道が狭くなる理由 | 気づきやすいサイン |
|---|---|---|
| 肥満・体重増加 | 首まわりに脂肪がつき、外側から気道が圧迫される | 体重が増えてからいびきが強くなった |
| 鼻づまり | 鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸になることでのどが乾燥・振動しやすくなる | 花粉症や風邪のときにいびきが強くなる |
| 飲酒・疲労 | のどまわりの筋肉が緩みやすくなる | 飲んだ日の翌朝、家族に指摘される |
| 加齢・骨格 | 筋力の低下やあごの形によって気道が狭くなりやすい | 年齢を重ねてからいびきが増えた |
いびきが起こる仕組み
眠っている間は全身の筋肉の緊張が緩み、のどまわりの筋肉も同じように緩みます。
仰向けで寝ると重力の影響で舌の付け根が沈み込みやすく、気道がさらに狭くなりやすいです。
狭くなった隙間を空気が通るときに、周囲の粘膜(軟口蓋やのどちんこ)が振動し「いびきの音」として聞こえるようになります。
いびきをかきやすい人によく見られる特徴
肥満傾向にある人
首まわりに脂肪がつくと、外側から気道を圧迫しやすくなります。体重の増減といびきの強さが連動していると感じる場合は、この要因が関わっている可能性があるでしょう。
鼻づまりがある人
鼻炎や副鼻腔炎などで鼻呼吸がしづらいと、口呼吸になりやすくなります。口呼吸はのどの乾燥や振動を招きやすく、いびきの原因になりやすいです。
あごが小さい・後退している人
骨格的にあごが小さい、あるいは後方に位置している場合、もともと気道が狭くなりやすい傾向があります。
やせ型の人でもいびきをかくことがあるのは、この骨格の影響が関係していることがあるでしょう。
本記事で扱っているのは、のどの振動による一般的ないびきです。
いびきがとても大きい、睡眠中に呼吸が一時的に止まっている様子がある、日中の強い眠気が続くあなたは、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるため、単なる体質と捉えず医療機関への相談を検討しましょう。
仕組みを知ったうえでできること
いびきが起こる仕組みを知ると、自分がどの要因に当てはまりそうかを考えやすくなります。
体重管理や鼻づまりの対策、横向き寝の工夫など、原因に応じたセルフケアから始め、変化を感じにくい場合や気になる症状があれば医療機関への相談も検討しましょう。
厚生労働省・e-ヘルスネット「睡眠時無呼吸症候群」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/heart/yk-026.html
「いびきをなぜかくか」に関するよくある質問
やせている人でもいびきをかくのはなぜですか?
熟睡しているといびきをかきやすいというのは本当ですか?
いびきは、のどまわりの筋肉が緩んで気道が狭くなり、粘膜が振動することで起こります。肥満、鼻づまり、飲酒、骨格などが主な要因です。仕組みを理解したうえで自分に合った対策を選び、危険なサインがあるあなたは医療機関への相談も検討しましょう。
最終更新:2026年7月
