いびき防止テープの選び方:鼻テープ・口テープの違いと正しい使い方

「いびき対策にテープを試してみたいけれど、鼻用と口用のどちらを選べばいいか分からない」というあなたへ。
いびき対策のテープには、鼻に貼って鼻の通りを広げるタイプと、口に貼って口呼吸を防ぐタイプの、大きく2種類があります。
厚生労働省の情報サイト「e-ヘルスネット」でも、いびきと睡眠時無呼吸症候群についての基礎情報が紹介されているものです(https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/heart/yk-026.html)。
この記事では、テープの種類から選び方、正しい使い方、使用時の注意点まで詳しくまとめました。
あなたのいびきのタイプに合ったテープを見つけて、今夜から気軽に試してみましょう。

厚生労働省・e-ヘルスネット「睡眠時無呼吸症候群」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/heart/yk-026.html

目次

早見表:いびきテープの種類とタイプ別の向き不向き

いびき対策のテープを選ぶ前に、まずは種類ごとの特徴と、あなたのいびきのタイプに合っているかを確認しておきましょう。
テープの種類を誤って選んでしまうと、思ったような効果を感じられないこともあります。

テープの種類使い方向いているいびきタイプ
鼻腔拡張テープ鼻の外側に貼り、鼻腔を広げる鼻づまりが原因のいびき
口閉じテープ口元に縦または横に貼り、口呼吸を防ぐ口呼吸が原因のいびき
あご固定テープあご全体を包むように固定するあごが下がりやすい方のいびき

いびき対策テープは種類によって効果を発揮する仕組みが異なるため、まず自分のいびきの原因を把握したうえで選ぶことが大切です。
次の章から、それぞれのテープについて詳しく見ていきましょう。

鼻腔拡張テープの特徴と使い方

鼻腔拡張テープは、鼻の外側に貼ることで物理的に鼻腔を広げ、鼻呼吸をサポートするいびき対策グッズです。

どんな仕組みでいびきに効果があるのか

鼻づまりがあると口呼吸になりやすく、口呼吸は気道が狭くなっていびきの音が大きくなる要因になります。
鼻腔拡張テープで鼻の通りを広げることで、鼻呼吸を促し、いびきの軽減につながることが期待できるでしょう。

正しい貼り方のポイント

鼻筋の一番くびれている部分にテープの中心を合わせ、鼻の両側に向かって軽く引っ張りながら貼るのが一般的な使い方です。
皮脂や汗が残っていると剥がれやすくなるため、就寝前に洗顔してから使用するのがおすすめです。

こんな方に向いている

「鼻づまりの日だけいびきがひどい」「花粉症の時期にいびきが強くなる」と感じるあなたには、鼻腔拡張テープが取り入れやすい選択肢になるでしょう。
鼻づまりからくるいびきの対策は鼻いびきの原因とは?鼻づまりからくるいびきの対策を解説で詳しく紹介しています。

口閉じテープの特徴と使い方

口閉じテープは、就寝時に口元に貼ることで口呼吸を防ぎ、鼻呼吸を促すいびき対策グッズです。

どんな仕組みでいびきに効果があるのか

口が開いた状態で眠ると、舌の位置が下がりやすく気道が狭くなり、いびきの音が大きくなります。
口閉じテープで口を軽く閉じた状態を保つことで、鼻呼吸が促され、いびきの軽減が期待できるでしょう。

正しい貼り方と注意点

唇を軽く閉じた状態で、縦または横にテープを貼るのが一般的です。
ただし、鼻づまりが強い状態で使うと呼吸が苦しくなることがあるため、まず鼻の通りを確認してから使用することが大切です。
息苦しさを感じたらすぐに使用を中止しましょう。

こんな方に向いている

「口が開いた状態で寝ていると指摘される」「起床時に喉がカラカラに乾いている」というあなたには、口閉じテープが取り入れやすい選択肢です。
ただし、鼻呼吸ができることが前提条件になります。
口・舌・喉を鍛えるトレーニング方法はいびきの治し方トレーニングとは?口・舌・喉を鍛える方法を解説でまとめているので参考にしてみてください。

いびきテープを使うときの注意点

注意点詳細
肌への刺激敏感肌の方は低刺激タイプを選び、使用時間を短くする
鼻づまりが強い場合口閉じテープの使用は避け、まず鼻腔拡張テープや鼻炎ケアを優先する
効果の感じ方の個人差すべての方に同じ効果があるとは限らない
継続的な使用1回だけでなく数日〜1週間試して変化を見る

肌荒れが気になる場合の対処

毎晩テープを貼っていると、肌が荒れてしまうこともあります。
低刺激タイプのテープを選ぶ、貼る位置を少しずつずらす、肌の状態が良くない日は使用を控えるといった工夫を取り入れてみましょう。

併用する場合の考え方

鼻腔拡張テープと口閉じテープを併用することも可能ですが、初めて使う場合はそれぞれ単独で試し、自分に合っているか確認してから組み合わせることをおすすめします。

テープ以外のいびき対策と組み合わせる

いびきテープはセルフケアの入り口として取り入れやすいアイテムですが、テープだけに頼らず、他の対策と組み合わせることでより効果を感じやすくなることがあります。

横向き寝との組み合わせ

横向きで眠ると舌がのどの奥に落ち込みにくくなります。
いびきテープと横向き寝を組み合わせることで、それぞれの対策の効果を高めやすくなるでしょう。

生活習慣の見直しとの組み合わせ

就寝前の飲酒を控える、体重管理を意識するといった生活習慣の見直しも、いびきテープの効果を後押ししてくれます。
テープはあくまで対策のひとつと捉え、総合的に取り組むのがおすすめです。

シーン別・いびきテープの活用アイデア

いびきテープは、日常のさまざまなシーンで活用しやすいアイテムです。
あなたの状況に合わせて取り入れ方を工夫してみましょう。

シーンテープの活用アイデア
出張・旅行先持ち運びやすい鼻腔拡張テープを常備しておく
花粉症の季節鼻づまりが強い日は鼻腔拡張テープを優先する
パートナーと同室で眠るときいびきテープの使用を伝えたうえで一緒に効果を確認する

原因別にできる対策の全体像はいびき対策の基本とは?原因別にできることを整理でも取り上げています。

初めてテープを試す夜の心構え

初めていびきテープを使う夜は、違和感を覚えることもあるかもしれません。
慣れるまで数日かかることもあるため、1回で判断せず、数日間続けて試してみることをおすすめします。
「思ったより違和感がない」と感じる方も多くいるでしょう。
眠りにつく前の数分間、意識的にリラックスしながらテープの感触に慣れる時間を作るのもおすすめです。

旅行や来客時の心強い味方に

普段と違う環境ではいびきが強くなりやすいといわれています。
使い慣れたいびきテープを持参しておくことで、旅行先や来客時にも安心して眠りにつくことができるでしょう。

こんな場合は医療機関への相談を検討しましょう
テープを使ってもいびきが改善しない、大きないびきの後に呼吸が止まって見える、日中に強い眠気があるといった場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。
セルフケアだけに頼らず、耳鼻咽喉科や睡眠外来への相談を検討しましょう。

何科に相談すればいい?

いびきテープを試しても改善が見られない場合、まずは耳鼻咽喉科で鼻やのどの状態を確認してもらうのがおすすめです。
あごの形やかみ合わせが気になる場合は、歯科でマウスピースについて相談する方法もあります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(https://www.jibika.or.jp/)のサイトでも、いびきに関する情報が紹介されているので見てみてください。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 https://www.jibika.or.jp/

テープで改善しない場合に歯科で相談できること

いびきテープは手軽に試せるセルフケアですが、あごの位置や気道の狭さそのものが原因になっている場合、テープだけでは根本的な改善に至らないこともあります。
数日から1週間ほど試しても変化を感じにくいときは、テープ以外の選択肢もあわせて検討するタイミングかもしれません。

歯科で相談できる選択肢「スリープスプリント」

歯科で相談できる方法のひとつに、スリープスプリントと呼ばれるマウスピース型の装置があります。
あごや舌の位置を調整し、眠っている間の気道を確保しやすくすることを目的とした装置です。
医師の診断により睡眠時無呼吸症候群と判定された場合は、保険適用の対象になることがあります。
適用の条件や費用はクリニックによって異なるため、気になる方は事前に歯科医院へ確認するのがおすすめです。

こんなときは歯科や睡眠外来への相談を

いびきテープを続けても変化が乏しい、いびきの音が特に大きいと指摘される、呼吸が止まって見えることがあるといった場合は、自己判断で使用を続けず、歯科や睡眠外来、耳鼻咽喉科への相談を検討しましょう。
あごのかみ合わせが気になるあなたには、まず歯科で相談してみることも選択肢のひとつです。

いびきテープに関するよくある質問

いびきには、鼻テープと口テープはどちらから試すべきですか?
鼻づまりが気になる方は鼻腔拡張テープ、口が開いた状態で眠ることが多い方は口閉じテープから試してみるとよいでしょう。
両方が気になる場合は、まず鼻の通りを整えてから口閉じテープを検討することをおすすめします。
いびきテープは毎晩使っても大丈夫ですか?
多くの製品は毎晩の使用を想定して作られていますが、肌の状態を見ながら、荒れを感じたら使用を控えるなど調整することをおすすめします。
いびき用の口閉じテープをつけたまま眠るのが怖いです
鼻呼吸ができる状態であれば、口閉じテープをつけていても呼吸に問題はないとされています。
ただし、息苦しさを感じたらすぐに剥がせるよう、無理のない強度のテープを選ぶことをおすすめします。
肌が弱くてもいびきテープを使えますか?
敏感肌用・低刺激タイプのテープも販売されています。
使用時間を短くする、貼る位置を少しずつ変えるといった工夫もあわせて試してみましょう。
いびきテープはどこで購入できますか?
ドラッグストアやネット通販で手軽に購入できます。
まずは少量パックから試してみて、自分に合うか確認するとよいでしょう。
テープを使ってもいびきが改善しません
テープの種類が自分のいびきの原因に合っていない可能性があります。
鼻づまりタイプか口呼吸タイプかを見直すか、あごの形や体重など他の要因も考えられるため、医療機関での相談も検討しましょう。
子どものいびきにもテープは使えますか?
子ども向けの使用については自己判断せず、小児科や耳鼻咽喉科に相談することをおすすめします。
子どものいびきは扁桃やアデノイドの大きさが関係していることもあります。
いびきテープが夜中に剥がれてしまいます
皮脂や汗が残っていると剥がれやすくなります。
就寝前にしっかり洗顔し、肌を乾かしてから貼ることで、剥がれにくくなることがあります。
鼻炎の時期はいびきテープを使わない方がいいですか?
鼻づまりが強い時期は、口閉じテープよりも鼻腔拡張テープや鼻炎ケアを優先することをおすすめします。
呼吸が苦しくなる場合は無理に使用しないようにしましょう。
テープと一緒に使うのがおすすめのいびき対策はありますか?
横向き寝や就寝前の飲酒を控えるといった生活習慣の見直しと組み合わせることで、より変化を感じやすくなることがあります。
いびきテープの効果には個人差がありますか?
はい、個人差があります。
同じ鼻腔拡張テープでも、鼻の形状やいびきの原因によって効果の感じ方は異なります。
数日間試して自分に合うか確認することをおすすめします。
合わないと感じた場合は無理に使い続けず、別のタイプのテープや対策方法に切り替えてみましょう。
出張先にいびきテープを持っていくときの注意点はありますか?
個包装タイプを選ぶと持ち運びやすく、衛生的にも安心です。
普段使っているものと同じ製品を持参すると、環境が変わっても違和感なく使い続けられます。
数枚多めに持っていくと、汗をかいた場合や剥がれてしまった場合にも安心です。
まとめ
いびき対策のテープには、鼻に貼るタイプと口に貼るタイプがあり、それぞれ向いているいびきのタイプが異なります。
鼻づまりが原因なら鼻腔拡張テープ、口呼吸が原因なら口閉じテープを選ぶことが、効果を感じやすい第一歩です。
正しい貼り方や注意点を押さえたうえで、横向き寝や生活習慣の見直しとあわせて取り入れてみましょう。
出張先や旅行先など、環境が変わる場面でも持ち運びやすいのがいびきテープの魅力のひとつです。
テープを使っても改善しない場合は、無理に使い続けず、耳鼻咽喉科への相談を検討しましょう。

最終更新:2026年8月18日更新

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